もしかして発達障害かも?特徴と3つの種類とは?
文章をうまく読むことができない。仕事中に集中が続かなくてミスばかりしてしまう。対人関係が築けずに孤立してしまう。最近NHKでも発達障害の特集が組まれているほど関心が高まっている発達障害ですが、大きく分けて3つに分類されます。
今回はその3種類についての紹介をしていきたいと思います。
- 1.学習障害(Learning Disabilities,略称:LD)
- 2. 注意欠如・多動症(Attention-Deficit Hyperactivity Disorder,略称:ADHD)
- 3.自閉症スペクトラム(Autism Spectrum Disorder, 略称:ASD)
- まとめ
1.学習障害(Learning Disabilities,略称:LD)
学習障害とは読み書きや聞き取り、計算などの特定のものの習得が困難な状態をいいます。LDは全体的な能力が劣っているわけではないので高校や大学へ進学しても気づかれないことも多いです。幼少時に特徴としては例えば数字や色を覚える際に習得過程に遅れがあることがあります。
2. 注意欠如・多動症(Attention-Deficit Hyperactivity Disorder,略称:ADHD)
ADHDは不注意でミスを繰り返したり掃除や片付けができないのが主な特徴ですね。また学校の授業中にじっとしていられなくなって教室を歩き回ったり、貧乏ゆすりをしたり机をリズミカルにたたいたりしてしまいます。またADHDの患者は集中力を持続するのが苦手なので勤怠や成績の悪化がみられ職場でも無責任と思われ適応するのが難しい傾向にあります。
3.自閉症スペクトラム(Autism Spectrum Disorder, 略称:ASD)
3つ目は通称アスペルガーといわれる症状になります。ASDは対人のコミュニケーションが苦手で特定のことに執着する特徴があります。ASDは学生生活では発覚しないこと多いようです。学校では言われたことだけやれば障害が目立つことはなく先生にも気づかれにくいのですが、社会生活になると自分で想像して課題を見つけて人とコミュニケーションをとることが多くなります。また幼児期のみられる行動としては一人で遊ぶことを好み、想像力が必要なままごとなどのごっこ遊びが苦手なのです。もう一つの特徴としては変化を嫌います。物の位置がいつもと違うとか、不測の事態がおこった時に不機嫌になってしまいます。
まとめ
学習障害 読み書きや算数などの習得が困難
ADHD 注意が持続しない、じっとしていられない
ASD 対人コミュニケーションが苦手で何かに執着することがある
いかがでしたか?今回は発達障害の3つの種類について紹介しましたが、上記以外の精神疾患もあるため必ず3つの中に分類されるということではないのでご注意ください。